秋田サンデーコミックス表紙館

子どもの頃に買ってもらった「忍法十番勝負」を今でも保管していますが、この中にチラシが入っていて、手塚作品が欲しくて引っ張り出してよく眺めていました。
ヤフーオークションなどで古書を手に入れたりしましたが、手塚作品だけでなく、横山光輝の「伊賀の影丸」や「鉄人28号」など、本当に表紙絵がすばらしいと思います。



（ウイキペディアより）
日本でのB6判あるいはB6変形判寸法による新書単行本レーベルの先駆的存在である。レーベル名は秋田書店が出していた新書「サンデー新書」を継いだもの。小学館の少年サンデーコミックスとの区別の為「秋田サンデーコミックス」という通称が使用される場合がある。

同年にはコダマプレスのダイヤモンドコミックスと小学館からゴールデンコミックスの新書判漫画単行本が既に出ていたが、秋田書店のサンデーコミックスが成功例となって、新書判の漫画単行本の時代を切り開いた。当社の秋田貞夫社長は先行した他社の失敗を理由に反対したが、創刊を企画した社員かつ貞夫の親族の君夫がコダマと小学館の作品はインパクトが無かったからと石ノ森章太郎の『サイボーグ009』を出したいとして説得した。装丁を行ったのもプロの装丁家ではなく君夫だった。

創刊当時は新書判漫画単行本の市場が確立しておらず、小学館や講談社などの大手出版社が本格的に参入する前ということもあり、『冒険王』や『週刊少年チャンピオン』、『プレイコミック』などといった当社の雑誌のみならず、講談社『週刊少年マガジン』や小学館『週刊少年サンデー』に連載された人気作品を収録。出版社の枠を越えて過去の名作や傑作、人気作品を集まったことで子供達の一番人気だった。



下の表を作るにあたり、（サンデーコミックスの考察「零魂」さんのホームページ）を参照させていただきました。

第１巻初版発行年	作品名	作者名	掲載誌等	表紙絵等
1966/07/15	サイボーグ００９	石森章太郎	週刊少年キングほか
1966/10/05	忍法十番勝負	横山光輝　他９名	冒険王
1967/04/15	黒いねこ面	楳図かずお	少女フレンド
1968/01/30	８マン	桑田次郎／平井和正	週刊少年マガジン
1968/02/20	ウルトラマン	一峰大二	ぼくら
1968/02/25	幻魔大戦	石森章太郎／平井和正	週刊少年マガジン
1968/03/01	魔人ガロン	手塚治虫	冒険王
1968/04/25	夕やけ番長	荘司としお／梶原一騎	冒険王
1968/06/10	バンパイヤ	手塚治虫	週刊少年サンデー
1968/06/30	Ｗ３	手塚治虫	週刊少年マガジン 週刊少年サンデー
1968/10/05	ミイラ先生	楳図かずお	週刊少女フレンド
1969/01/30	おろち	楳図かずお	週刊少年サンデー
1969/03/31	伊賀の影丸	横山光輝	週刊少年サンデー
1970/07/20	男どアホウ甲子園	水島新司／佐々木守	週刊少年サンデー
1970/08/15	鉄人２８号	横山光輝	少年
1971/11/05	どろろ	手塚治虫	週刊少年サンデー 冒険王
1972/08/15	超人バロム１	古城武司／さいとう・たかを	冒険王
1972/08/15	変身忍者嵐	石川賢／石森章太郎	冒険王
1972/08/20	快傑ライオン丸	一峰大二／うしおそうじ	冒険王
1972/09/15	ビッグＸ	手塚治虫	少年ブック
1972/12/25	海のトリトン	手塚治虫	サンケイ新聞
1973/08/30	マグマ大使	手塚治虫	少年画報
1974/01/30	マジンガーＺ	桜多吾作／永井豪	週刊少年ジャンプ
1975/07/20	宇宙戦艦ヤマト	松本零士	冒険王
1980/10/10	サンダーマスク	手塚治虫	週刊少年サンデー
1980/12/10	ブルンガ１世	手塚治虫	冒険王
1999/02/15	ユフラテの樹	手塚治虫	高１コース
1999/02/15	ノーマン	手塚治虫	週刊少年キング
1999/03/05	日本発狂	手塚治虫	高１コース
1999/04/05	アバンチュール２１	手塚治虫	少年少女新聞
1999/05/15	鬼丸大将	手塚治虫	週刊少年キング
1999/05/15	ダスト８	手塚治虫	週刊少年サンデー
1999/07/05	鉄腕アトム	手塚治虫	少年他
2000/06/25	アトムキャット	手塚治虫	ニコニココミック
2000/08/20	ふしぎなメルモ	手塚治虫	小学一年生/よいこ
2000/10/20	ジャングル大帝レオ	手塚治虫	「幼稚園」及び各学年誌