※「日本のマンガ文化の発展、向上に大きな役割を果たした手塚治虫氏の業績を記念し、手塚氏の志を継いでマンガ文化の健全な発展に寄与することを目的に、朝日新聞社が１９９７年に創設しました。」(朝日新聞社の賞・コンクール、手塚治虫文化賞のページ)
受賞作品の選定にあたっては、最初の頃は読者からの推薦の形もとっていましたが、今ではまんが文化に関わる著名人による選考となっています。
やはり文化というにふさわしい輝きを持つ作品であるため、アニメ映画や実写映画になるものが多く、ここではそうしたメディア化も含めて、受賞作品を紹介していきます。
| 回 | 年度 | マンガ大賞 | マンガ優秀賞 | 特別賞 | メディア化作品 | 最終選考結果 |
| 1 | 1997 | 藤子・F・不二雄 『ドラえもん』 |
萩尾望都 『残酷な神が支配する』 |
内記稔夫（現代マンガ図書館の設立と運営に対して） |  『ドラえもん』のアニメには以下の3作品が存在する。 1.1973年に放送されたシリーズ 2.1979年から2005年3月まで放送されたシリーズ 3.2005年4月より放送中のシリーズ |
藤子・F・不二雄『ドラえもん』（67点）、萩尾望都『残酷な神が支配する』（59点）、望月峯太郎『ドラゴンヘッド』（58点）、松本大洋『ピンポン』（56点）、王欣太『蒼天航路』（46点）、山口貴由『覚悟のススメ』（43点） |
| 2 | 1998 |
谷口ジロー、原作：関川夏央 『「坊っちゃん」の時代』 |
青木雄二 『ナニワ金融道』 |
石ノ森章太郎（マンガとマンガ界への長年の貢献に対して） |
 2時間枠のスペシャルとしてフジテレビ系列で放送された。 （パート1～6まで製作あり。） |
谷口ジロー、原作/関川夏央『「坊っちゃん」の時代』（85点）、青木雄二『ナニワ金融道』（60点）、松本大洋『ピンポン』（50点）、王欣太『蒼天航路』（46点）、浦沢直樹『MONSTER』（45点）、西原理恵子『ゆんぼくん』（38点） |
| 3 | 1999 |
浦沢直樹 『MONSTER』 |
さそうあきら 『神童』 |
夏目房之介（マンガ批評の優れた業績に対して） |
 2004年4月6日から2005年9月27日まで日本テレビ系列で放送された。全74話。  2007年4月21日公開 |
浦沢直樹『MONSTER』（74点）、さそうあきら『神童』（71点）、三浦建太郎『ベルセルク』（59点）、望月峯太郎『ドラゴンヘッド』（45点）、岡崎京子『UNTITLED』（42点） |
| 4 | 2000 |
諸星大二郎 『西遊妖猿伝』 |
望月峯太郎 『ドラゴンヘッド』 |
フレデリック・L・ショット（日本マンガを海外に広く紹介した功績に対して） | 《ドラゴンヘッド》 2003年8月30日公開 |
諸星大二郎『西遊妖猿伝』（72点）、望月峯太郎『ドラゴンヘッド』（59点）、三浦建太郎『ベルセルク』（54点）、水樹和佳子『イティハーサ』（47点）、新井英樹『ザ・ワールド・イズ・マイン』（40点）、尾田栄一郎『ONE PIECE』（34点） |
| 5 | 2001 |
岡野玲子、原作：夢枕獏 『陰陽師』 |
しりあがり寿 『弥次喜多 in DEEP』 |
丸山昭（トキワ荘に集った多くの作家を育てた功績に対して） |
 2005年4月2日公開 |
岡野玲子、原作/夢枕獏『陰陽師』（64点）、しりあがり寿『弥次喜多 in DEEP』（61点）、井上雄彦、原作/吉川英治『バガボンド』（56点）、三浦建太郎『ベルセルク』（43点）、大島弓子『グーグーだって猫である』（39点）、尾田栄一郎『ONE PIECE』（28点） |
| 6 | 2002 |
井上雄彦 『バガボンド』 |
三浦建太郎 『ベルセルク』 |
該当なし |  《ベルセルク》 劇場アニメ 黄金時代篇I 覇王の卵2012年2月4日公開 黄金時代篇II ドルドレイ攻略2012年6月23日公開 黄金時代篇III 降臨2012年6月23日に公開 テレビアニメ 『剣風伝奇ベルセルク』のタイトルで、1997年10月7日から1998年3月31日まで日本テレビほかで深夜アニメとして放送された。全25話。 |
井上雄彦、原作/吉川英治『バガボンド』（63点）、三浦建太郎『ベルセルク」（57点）、小畑健、原作/ほったゆみ『ヒカルの碁』（53点）、新井英樹『ザ・ワールド・イズ・マイン』（47点）、清水玲子『秘密-トップシークレット-』（45点）、尾田栄一郎『ONE PIECE』（40点） |
| 回 | 年度 | マンガ大賞 | 新生賞:短編賞 | 特別賞 | メディア化作品 | 最終選考結果 |
| 7 | 2003 |
高野文子 『黄色い本 ジャック・チボーという名の友人』 |
小畑健、原作：ほったゆみ 『ヒカルの碁』 いしいひさいち （『現代思想の遭難者たち』『ののちゃん』など一連の作品に対して）  |
水木しげる（独創的な画業と長年の活躍に対して） |
《ヒカルの碁》 テレビ東京系列にて2001年10月10日から2003年3月26日まで全75話が放送。 《ののちゃん》  テレビ朝日で2001年7月7日から2002年9月28日まで放送された。東映アニメーション共同製作。 |
高野文子『黄色い本』（26点）、佐藤秀峰『ブラックジャックによろしく』（15点）、小畑健、原作/ほったゆみ『ヒカルの碁』（14点）、今市子『百鬼夜行抄』（7点）、みなもと太郎『風雲児たち 幕末編』（7点）、大島弓子『グーグーだって猫である』（6点）、いしいひさいち『現代思想の遭難者たち』（5点）、たなか亜希夫、原作/橋本以蔵『軍鶏』（5点） |
| 8 | 2004 |
岡崎京子『ヘルタースケルター』 |
もりもと崇 『難波鉦異本（なにわどらいほん）』 秋月りす 『OL進化論』など一連の作品  |
みなもと太郎 （歴史マンガの新境地開拓とマンガ文化への貢献に対して） |
 《ヘルタースケルター》 2012年7月14日公開 沢尻エリカが、虚構の美をまとったヒロインを熱演。 |
佐藤秀峰『ブラックジャックによろしく』（22点）、岡崎京子『ヘルタースケルター』（13点）、矢沢あい『NANA』（10点）、みなもと太郎『風雲児たち 幕末編』（8点）、福島聡『少年少女』（5点）、荒川弘『鋼の錬金術師』（5点）、羽海野チカ『ハチミツとクローバー』（5点）、山岸凉子『舞姫 テレプシコーラ』（5点）、すずき大和『まんが紀行 奥の細道』（5点） |
| 9 | 2005 |
浦沢直樹、原作/手塚治虫 『PLUTO（プルートウ）』 |
こうの史代 『夕凪の街 桜の国』 西原理恵子 『毎日かあさん』『上京ものがたり』  |
川崎市市民ミュージアム （江戸から現代までのマンガ作品・資料の収集および企画展示などに対して） |
 2007年7月28日公開 |
浦沢直樹、原作/手塚治虫『PLUTO』（24点）、岩明均『ヒストリエ』（15点）、近藤ようこ『水鏡奇譚』（11点）、二ノ宮知子『のだめカンタービレ』（7点）、山岸凉子『舞姫 テレプシコーラ』（7点）、こうの史代『夕凪の町 桜の国』（6点）、小田扉『団地ともお』（5点）、今市子『百鬼夜行抄』（5点）、井上雄彦『リアル』（5点） |
 2011年2月5日公開  |
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| 10 | 2006 |
吾妻ひでお 『失踪日記』 |
ひぐちアサ 『おおきく振りかぶって』 伊藤理佐 『女いっぴき猫ふたり』など一連の作品に対して  |
小野耕世（長年の海外コミックの日本への紹介と評論活動に対して） 手塚治虫文化賞10周年記念ムック  |
 第1期は2007年4月より9月までTBS・MBSの共同制作で放送。 2010年4月から6月まで第2期『おおきく振りかぶって 夏の大会編』 アニメーション制作 - A-1 Pictures |
吾妻ひでお『失踪日記』（26点）、二ノ宮知子『のだめカンタービレ』（12点）、矢沢あい『NANA』（10点）、安野モヨコ『働きマン』（8点）、岩明均『ヒストリエ』（7点）、石川雅之『もやしもん』（6点）、吉田秋生『イヴの眠り』（5点）、大河原遁『王様の仕立て屋』（5点）、小田扉『団地ともお』（5点）、井上雄彦『リアル』（5点）、五十嵐大介『リトル・フォレスト』（5点） |
| 11 | 2007 |
山岸凉子 『舞姫 テレプシコーラ』 |
のぞゑのぶひさ、原作/大西巨人、企画・脚色/岩田和博 『神聖喜劇』 森下裕美 『大阪ハムレット』  |
該当なし |  2009年1月17日公開 |
山岸凉子『舞姫 テレプシコーラ』（21点）、二ノ宮知子『のだめカンタービレ』（18点）、森下裕美『大阪ハムレット』（13点）、石川雅之『もやしもん』（10点）、山田芳裕『へうげもの』（7点）、よしながふみ『大奥』（7点）、小畑健、原作/大場つぐみ『DEATH NOTE』（6点）、小田扉『団地ともお』（5点）、伊藤悠、原作/佐藤大輔『皇国の守護者』（5点） 一次選考で2位だった二ノ宮知子（『のだめカンタービレ』）がノミネートを辞退している。 |
| 12 | 2008 |
石川雅之 『もやしもん』 |
島田虎之介 『トロイメライ』 大島弓子 『グーグーだって猫である』  |
特別賞：大阪府立国際児童文学館 |  2008年9月6日公開 《もやしもん》  2007年10月11日より、フジテレビ「ノイタミナ」枠で放送された。全11話。アニメーション制作 白組、テレコム・アニメーションフィルム  2010年7月8日より、フジテレビ「ノイタミナ」枠ほかにて放送.。 |
石川雅之『もやしもん』（24点）、吉田秋生『海街diary』（15点）、よしながふみ『大奥』（10点）、山本直樹『レッド』（6点）、柴田ヨクサル『ハチワンダイバー』（6点）、矢沢あい『NANA』（6点）、真鍋昌平『闇金ウシジマくん』（5点）、あさりよしとお『るくるく』（5点）、五十嵐大介『海獣の子供』（5点）、あずまきよひこ『よつばと!』（5点） |
| 13 | 2009 |
辰巳ヨシヒロ 『劇画漂流』 よしながふみ『大奥』  |
丸尾末広 『パノラマ島綺譚』 中村光 『聖☆おにいさん』  |
該当なし | 
《アニメ 聖☆おにいさん 》 2013年5月10日公開。キャッチコピーは「神も仏も、ここにいる。」。   実写ドラマ化 2018年秋に動画配信サービス「ピッコマTV」にて配信(イエスを松山ケンイチ、ブッダを染谷将太) |
吉田秋生『海街diary』（10点）、よしながふみ『大奥』（10点）、くらもちふさこ『駅から5分』（9点）、辰巳ヨシヒロ『劇画漂流』（7点）、さそうあきら『マエストロ』（7点）、五十嵐大介『海獣の子供』（6点）、中村光『聖☆おにいさん』（6点） |
| 14 | 2010 | 山田芳裕 『へうげもの』 |
市川春子 『虫と歌』 ヤマザキマリ 『テルマエ・ロマエ』  |
米澤嘉博（マンガ研究の基礎資料の収集と評論活動などの幅広い業績に対して） | 
 《テルマエ・ロマエ》 2012年4月28日公開 《テルマエ・ロマエⅡ》 2014年4月26日（よい風呂の日）に公開 |
三宅乱丈『イムリ』（10点）、尾田栄一郎『ONE PIECE』（9点）、いがらしみきお『かむろば村へ』（8点）、こうの史代『この世界の片隅に』（7点）、東村アキコ『ひまわりっ～健一レジェンド』（7点）、山田芳裕『へうげもの』（6点）、真鍋昌平『闇金ウシジマくん』（6点） |
| 15 | 2011 |
村上もとか 『JIN-仁-』 松本大洋/原作・永福一成『竹光侍』  |
荒川弘 『鋼の錬金術師』 山科けいすけ 『C級さらりーまん講座』『パパはなんだかわからない』などサラリーマンを描いた一連の作品に対して  |
該当なし |  TBS開局60周年記念 日曜劇場「JIN -仁-」 第一期が2009年10月11日から12月20日まで放送され、第二期は2011年4月17日から6月26日まで放送。 《鋼の錬金術師》アニメ   現在発表されているのは、テレビアニメシリーズが2作、アニメ映画が2作。いずれもボンズが制作、毎日放送とアニプレックスが製作している。 MBSテレビにて2003年10月から2004年9月まで放送。全51話。 MBS・TBS系列にて2009年4月から2010年7月までまで放送。全64話 劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者 2005年7月23日公開 劇場版 鋼の錬金術師 嘆きの丘（ミロス）の聖なる星2011年7月2日公開 《鋼の錬金術師》実写版 2017年12月1日公開 主演：山田涼介 完結編・復讐者スカ―/最後の錬成 2022年5月20日と6月24日に連続公開  |
近藤ようこ『逢魔が橋』、山口貴由/原作・南條範夫『シグルイ』、村上もとか『JIN?仁?』、松本大洋/原作・永福一成『竹光侍』、山上たつひこ『中春こまわり君』、くぼたまこと『天体戦士サンレッド』、荒川弘『鋼の錬金術師』、杉本亜未『ファンタジウム』 |
| 回 | 年度 | マンガ大賞 | 新生賞:短編賞 | 特別賞:読者賞 | メディア化作品 | 最終選考結果 |
| 16 | 2012 |
岩明均『ヒストリエ』（講談社） |
伊藤悠『シュトヘル』（小学館） ラズウェル細木『酒のほそ道』（日本文芸社）  |
「あの少年ジャンプ」 東日本大震災直後、仙台市の塩川書店五橋店は、譲られた１冊のジャンプを回し読みに提供、子どもたちに元気や勇気を与えた。マンガの持つ力に対して |
『酒のほそ道』：BS朝日にて、2016年5月に「酒のほそ道～今宵も一杯やりますか～」としてテレビ化された。 |
岩明均『ヒストリエ』（14点）、しりあがり寿『あの日からのマンガ』 （10点） 、羽海野チカ『３月のライオン』 （9点）、末次由紀『ちはやふる』 （7点）、 いがらしみきお『 Ｉ 【アイ】』 （6点）、『進撃の巨人』 諫山創（6点） |
| 17 | 2013 | 原泰久『キングダム』 |
山本美希『Sunny Sunny Ann！』 業田良家『機械仕掛けの愛』  |
該当なし | キングダムNHK BSプレミアムで2012年6月から2013年2月にかけて第1シリーズが放送された。全38話。 2013年6月から2014年3月にかけて第2シリーズが放送された。  2019年4月19日（金）より全国東宝系にて  キングダム2 遥かなる大地へ - 2022年7月15日 キングダム 運命の炎 - 2023年7月28日 キングダム 大将軍の帰還 - 2024年7月12日 |
羽海野チカ『３月のライオン』（１１点）、いがらしみきお『Ｉ【アイ】』（９点）、原作・山上たつひこ 作画・いがらしみきお『羊の木』（９点）、荒川弘『銀の匙 Ｓｉｌｖｅｒ Ｓｐｏｏｎ』（６点）、雲田はるこ『昭和元禄落語心中』（６点）、押切蓮介『ハイスコアガール』（６点）、原泰久『キングダム』（５点） |
| 18 | 2014 |
羽海野チカ『３月のライオン』 |
今日マチ子『みつあみの神様』 施川ユウキ『オンノジ』  |
藤子不二雄A『まんが道』、『愛…しりそめし頃に…』 小山宙哉『宇宙兄弟』  |
宇宙兄弟 2012年4月1日より2014年3月22日までテレビアニメが放送された。2012年5月5日より実写映画が公開された。 「宇宙兄弟#0（うちゅうきょうだいナンバーゼロ）」のタイトルで2014年8月9日に公開予定。   3月のライオン 2016年10月8日よりテレビアニメが放送、実写映画が前後2部作として2017年3月18日と同年4月22日に公開。   |
『【アイ】』（いがらしみきお）、『愛…しりそめし頃に…』（藤子不二雄(A）、『銀の匙 Silver Spoon』（荒川弘）、『3月のライオン』（羽海野チカ）、『失恋ショコラティエ』（水城せとな）、『進撃の巨人』（諫山創）、『どうぶつの国』（雷句誠）、『羊の木』（山上たつひこ原作、いがらしみきお作画）、『町でうわさの天狗の子』（岩本ナオ）、『みつあみの神様』（今日マチ子） |
| 19 | 2015 | ほしよりこ『逢沢りく』 |
大今良時『聲の形』  吉田戦車  『伝染るんです』など一連の作品に対して |
みつはしちかこ『小さな恋のものがたり』 漫画、連載がスタートしたのが1962年。 そんな『ちい恋』が、2014年9月27日に発売された第43集で完結。 |
『聲の形』 京都アニメーション制作・山田尚子監督によりアニメーション映画化され、2016年9月17日に公開された。 『逢沢りく』 NHK FMでオーディオドラマ化 （2016年5月2日(月)～１０回） 『小さな恋のものがたり』 1972年には連続テレビドラマ化、1984年には単発TVアニメ化されている。 |
『逢沢りく』（ほしよりこ）、『アオイホノオ』（島本和彦）、『暗殺教室』（松井優征）、『銀の匙 Silver Spoon』（荒川弘）、『聲の形』（大今良時）、『五色の舟』（津原泰水原作、近藤ようこ）、『チェイサー』（コージィ城倉）、「NARUTO-ナルト-」（岸本斉史）、「平成うろ覺え草紙」（洞田創）。 |
| 20 | 2016 | 一ノ関圭『鼻紙写楽』 あずまきよひこ『よつばと！』  |
【新生賞】 安藤ゆき『町田くんの世界』  【短編賞】 中崎タツヤ『じみへん』  |
京都国際マンガミュージアム 10年にわたり博物館と図書館の両面からマンガ文化に貢献した活動に対して  手塚治虫文化賞20周年記念ムック  |
『町田くんの世界』 2019年6月7日公開  |
『orange』（高野苺)関係者推薦1位、『ゴールデンカムイ』（野田サトル)１６点、『孤独のグルメ』（原作：久住昌之、漫画：谷口ジロー)５点、『ちはやふる』（末次由紀)５点、『蝶のみちゆき』（高浜寛)５点、『鼻紙写楽』（一ノ関
圭)１２点、『よつばと！』（あずまきよひこ）１２点。 |
| 21 | 2017 | くらもちふさこ「花に染む」(花染町に住む人々を描いたオムニバス「駅から5分」を別視点から描いた和弓純愛ストーリー) |
【新生賞】 雲田はるこ「昭和元禄落語心中」 【短編賞 】深谷かほる「夜廻り猫」  |
【特別賞】秋本治 「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の40年にわたる連載とその完結に対して  |
「昭和元禄落語心中」 アニメ（第1期が2016年1月から3月、第2期が2017年1月より3月にかけて放送された。 ）  2018年にNHKでテレビドラマ化され、同年10月12日から12月14日までNHK総合「ドラマ10」で放送された。   |
『クジラの子らは砂上に歌う』（梅田阿比）、『ゴールデンカムイ』（野田サトル）、『SAD GiRL』（高浜寛）、『昭和元禄落語心中』（雲田はるこ）、トクサツガガガ』（丹羽庭）、『ど根性ガエルの娘』（大月悠祐子）、『花に染む』（くらもちふさこ）、『レインマン』（星野之宣） |
| 22 | 2018 | 野田サトル『ゴールデンカムイ』 （投票、推薦ともに１位の「ゴールデンカムイ」が３年続けての候補入りで押し切った。「今年こそ推したい」（里中）、「面白さが安定している」（ヤマダ）と意見がまとまった） |
【新生賞】 板垣巴留（ぱる）『ＢＥＡＳＴＡＲＳ（ビースターズ）』  【短編賞】 矢部太郎『大家さんと僕』  |
【特別賞】ちばてつや 「あしたのジョー」など。 また、１８年ぶりの単行本「ひねもすのたり日記」。  |
【ゴールデンカムイ】 第1期が2018年4月より6月までTOKYO MXほかにて放送され、第2期が同年10月より12月まで放送。   【大家さんと僕】 『大家さんと僕』をアニメ化！ NHK総合テレビにて3月2日（月）から５夜連続。  【ＢＥＡＳＴＡＲＳ】 テレビアニメ第1期は2019年10月から12月までフジテレビ『+Ultra』枠ほかにて放送された。テレビアニメ第2期は同枠にて2021年1月から3月まで放送された。第2期の続編となるFINAL SEASONはNETFLIXアニメシリーズとして2024年より配信予定。  |
・「ゴールデンカムイ」（野田サトル８点※関係者推薦１位 ・「約束のネバーランド」（原作／白井カイウ、作画／出水ぽすか、＝８点 ・「傘寿まり子」（おざわゆき）＝６点 ・「ＢＬＵＥ ＧＩＡＮＴ」（石塚真一)＝５点 ・「ＭＡＴＳＵＭＯＴＯ」（作／ＬＦ・ボレ、画／フィリップ・ニクルー）＝５点 ・「蒼（あお）き鋼のアルペジオ」（Ａｒｋ Ｐｅｒｆｏｒｍａｎｃｅ)＝５点 ・「うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち」（田中圭一）＝５点 ・「狂気の山脈にて」（田辺剛）＝５点 ・「先生の白い?（うそ）」（鳥飼茜〈あかね〉＝５点 ・「それでも町は廻（まわ）っている」（石黒正数）＝５点 |
| 23 | 2019 | 有間しのぶ『その女、ジルバ』 |
【新生賞】山田参助『あれよ星屑（ほしくず）』 【短編賞】 小山健『生理ちゃん』  |
【特別賞】 さいとう・たかを |
【生理ちゃん】  【その女、ジルバ】 2021年1月9日より毎週土曜日11時40分。  |
･「その女、ジルバ」（有間しのぶ）＝１５点 ・「海街ｄｉａｒｙ」（吉田秋生） ＝８点 ・「あれよ星屑」（山田参助）＝７点、 ・「凪（なぎ）のお暇」（コナリミサト）＝７点 ・「ダルちゃん」（はるな檸檬）＝６点 ・「彼方のアストラ」（篠原健太）＝５点 ・「健康で文化的な最低限度の生活」（柏木ハルコ）＝５点 ・「さよならミニスカート」（牧野あおい）＝５点 ・「フラジャイル」（原作／草水敏、漫画／恵三朗）＝５点 ・「ましろのおと」（羅川真里茂）＝５点 ・「約束のネバーランド」（原作／白井カイウ、作画／出水ぽすか）＝５点 |
| 24 | 2020 | 高浜寛（かん）『「ニュクスの角灯（ランタン）』  |
【新生賞】 田島列島『水は海に向かって流れる』など  【短編賞】 和山やま『夢中さ、きみに。』  |
【特別賞】 長谷川町子(生誕100年)  |
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最終候補８作品 吾峠呼世晴『鬼滅の刃』、三島芳治『児玉まりあ文学集成』、伊図透『銃座のウルナ』、遠藤達哉『SPY×FAMILY』、高浜寛『ニュクスの角灯』、山口つばさ『ブルーピリオド』、原作：松田未来、作画：※Kome『夜光雲のサリッサ』、島田虎之助『ロボ・サピエンス前史』 |
| 25 | 2021 | 山下和美『ランド』 |
【新生賞】 原作/山田鐘人、作画/アベツカサ『葬送のフリーレン』  【短編賞】 野原広子『消えたママ友』 『妻が口をきいてくれません』  |
【特別賞】 吾峠呼世晴『鬼滅の刃』  、 |
鬼滅の刃 テレビアニメ第1期『「鬼滅の刃」竈門炭治郎 立志編』が、2019年4月6日から9月28日までTOKYO MXほかにて放送された。全26話。 『竈門炭治郎 立志編』の続編となる劇場アニメ『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が2020年10月16日に公開され、興行収入で日本1位の404.3億円を記録した。 劇場アニメをテレビシリーズとして再構成した『「鬼滅の刃」無限列車編』が2021年10月10日から11月28日までフジテレビ系列ほかにて放送された。全7話。  『「鬼滅の刃」遊郭編』が2021年12月5日から2022年2月13日までフジテレビ系列ほかにて放送された。全11話。 『「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』 2023年4月9日～2023年6月18日 フジテレビ系列 毎週土曜夜11時15分より放送。全11話。 『「鬼滅の刃」柱稽古編』 2024年5月12日～2024年6月30日 フジテレビ系列 毎週土曜夜11時15分より放送。全8話。 『「鬼滅の刃」無限城編』 劇場3部作公開予定 葬送のフリーレン 2023年 テレビアニメ放送決定  |
最終候補作品 |
| 26 | 2022 | 魚豊『チ。―地球の運動について―』  |
【新生賞】 谷口菜津子『教室の片隅で青春がはじまる』『今夜すきやきだよ』  【短編賞】 オカヤイヅミ『いいとしを』『白木蓮はきれいに散らない』  |
【特別賞】 該当なし |
最終候補作品 ９作品 赤坂アカ原作による横槍メンゴ『【推しの子】』、松本直也『怪獣8号』、荒木飛呂彦『ジョジョリオン』、澁澤龍彦原作による近藤ようこ『高丘親王航海記』、魚豊『チ。―地球の運動について―』、山田風太郎原作による勝田文『風太郎不戦日記』、武田一義『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』、山田芳裕『望郷太郎』、田村由美『ミステリと言う勿れ』 |
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| 27 | 2023 | 入江喜和『ゆりあ先生の赤い糸』 |
【新生賞】 ガンプ『断腸亭にちじょう』  【短編賞 やまじえびね『女の子がいる場所は』  |
【特別賞】 楳図かずお   |
テレビ朝日 2023年１0月 木曜ドラマ（よる9時～）スタート |
最終候補作品 ８作品 たらちねジョン『海が走るエンドロール』 やまじえびね『女の子がいる場所は』 遠藤達哉『SPY×FAMILY』 タイザン５『タコピーの原罪』 惣領冬美『チェーザレ破壊の創造者』 松本大洋『東京ヒゴロ』 真造奎伍『ひらやすみ』 入江喜和『ゆりあ先生の赤い糸』 |
| 28 | 2024 | ヤマザキマリ/とり・みき『プリニウス』 |
【新生賞】 坂上暁仁『神田ごくら町職人ばなし』  【短編賞】 益田ミリ『ツユクサナツコの一生』  |
【特別賞】 コミティア実行委員会  ※「コミティア」と「コミケ」の違い 「コミティア」とは「パロディー・二次創作・コスプレが禁止されている漫画のオリジナル作品の展示即売会(年4回開催)」を意味していて、「コミケ」は「オリジナル作品のパロディーや二次創作をメインにした大規模な同人誌即売会・コスプレイヤーも集まるコミックマーケットの略称(年2回開催)」を意味している違いがあります。 大勢の人が集まってお祭り騒ぎの様相を呈する「コミケ」では、「コスプレ・コスプレイヤーの撮影」なども容認されていますが、「コミティア」ではコスプレやコスプレイヤーの来場・撮影は禁止されている違いも指摘できます。 イベントとしての規模・知名度では、「コミケ」のほうが「コミティア」よりも圧倒的に大きい(よく知られている)という違いもあります。 |
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ノミネート10作品 『【推しの子】』(285票) 『プリニウス』(85票) 『違国日記』(64票) 『神田ごくら町職人ばなし』(62票) 『血の轍』(57票) 『ツユクサナツコの一生』(48票) 『環と周』(40票) 『東京ヒゴロ』(36票) 『ぼっち死の館』(23票) 『サターンリターン』(22票) |
